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2012年1月

サイレント・キー JA8DFD:今野信雄氏

サイレント・キーというのも、アマチュア無線の用語です。Silent Key。Keyというのはモールス符号を打つ時の道具で、電鍵と言います。もう音(信号)を出すことのない、静かなキー...亡くなられたアマチュア無線家のことを意味します。

Photo 正月に、アマチュア無線仲間だった今野氏から、年賀状が届きました。そこには、手書きで、「難病です 直りません」と書かれていました。
手紙を出すことにしましたが、この場合、何と書いたらよいのか、分からなかったので、このブログのことを紹介しました。そして、6日に「シャック兼寝室」というタイトルで、アマチュア無線のことをブログに書きました。彼に見てもらおうと思ったからです。
その後、特に連絡がこないので、22日に、年賀状に書いてあった携帯電話にメールを出そうとしましたが、送信エラーになりました。PCの方のメールアドレスには送信できましたが、待っても返事がありません。もしやと思い、今日、思い切って電話してみたところ、奥様が出て来られ、今野氏が4日に亡くなられたことを教えて頂きました。間に合いませんでした。

今野氏と初めて会ったのは、高校生の時です。確か、休みの日に、彼が私の家に来られ、私が交信しているのをよく聴いている、ということから親しくなったのですが、そう頻繁にお会いすることもなく、高校を卒業した後は、お会いすることもなかった様に思います。
それが、10年以上前、私がアマチュア無線のホームページを出していた時に、それを見たと言って彼から連絡があり、そのすぐ後に、札幌から東京に出張で来られた機会にお会いしました。

今野氏は、友人とか、人を大事にする方だった様に思います。人柄は穏やかで、私から見れば、心に裏表のない清らかな方だったと思います。私と同じ歳で、61歳。損得勘定抜きで付き合える、貴重な友人がいなくなるのは、寂しいです。
左上の写真は、正月に届いた、今野氏の年賀状に印刷されていた写真です。
数十枚届いたお年玉付き年賀葉書の中から、1枚だけ切手セットが当たっていました。今野氏からもらった年賀状です。しかし、葉書一杯に印刷されているので、番号部分を切るのに忍びなく、交換できそうにありません。

追記(1/27):
今夕、江別市の今野氏の奥様からお電話を頂き、ご子息がこのブログを見つけられたとのことでした。今野氏は、暮れの30日に容態が悪くなられたのだそうです。お電話の最後に、切手セットをもらう際には、葉書を切り取られることなく、判を押すだけと教えて頂きました。今度、郵便局に行って、切手セットをもらって来ることにします。
このブログを、かつてのアマチュア無線仲間にも見て頂けたらと思います。書いている本人は、高校生の時、札幌の大通り公園のそば、北1条西7丁目で、クワッド・アンテナを使ってHAMをやっていた者です。

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今季、初めて見る雪:私の大切なセゴヴィアのLP

冬に雪が降ってあたり一面に積もり、春の雪解けを待つ、そんな暮らしから離れて、約30年が経ちました。偶に冬に札幌に帰省した時を除けば、雪道を歩くことなど殆どありませんでした。今朝は、昨晩の雪の名残で、電車を降りて職場に向かう路上で、今季初めて、少しだけ雪と氷を踏みました。

Photo 最近、右手指の爪を切らないようにしていましたが、もう少しでギターを弾くのに丁度良い長さになります。30歳になるちょっと前に右手の人差し指を骨折して以来、痛みが出るため、あまり長い間ギターを弾くことが出来ず、爪を伸ばすのも止めていました。しかし、最近、歳のせいで鈍くなったのか、違和感はありますが痛みが出ないので、爪で弾くことを試してみようと思い始めました。元々爪の形が良くないので、指先の位置程度までの長さにして、紙やすりを弦のように弾くような感じで爪を削って、割と平らな形にします。

Photo_3 先にご紹介したワルターの「田園」のように、大事なLPについては、傷んでいるものは買い直しをして来ました。今までで一番多く同じLPがあるのは、セゴヴィアのソルとタルレガの有名な曲を入れたものです。初期盤4枚、再発盤1枚があります。左上の写真の向かって右端のLPだけが、目立った疵がありません。モノラル録音ですが、特に不足のない、いい音で録れています。ここでのセゴヴィアは、あまりセゴヴィア独特の音の強調が前面に出ず、すべての曲が素晴らしい仕上がりになっています。私には、とてもこんな風には弾けませんが、簡単な曲を自分で弾いて、ギターの生の音をすぐそばで聴いているだけでも楽しくなります。もっとも、本当にいい楽器は、そばで聴いてその音の良さが分かるものではない、とは言いますけれど。

(このブログを書いている間に地域放送があり、我が家から数百メートルのところで火災が発生しました。2階の窓から正面に火の粉があがっているのが見え、外に出て、位置を確認して来ました。しばらくして、駆けつけた消防署や消防団の消防車からの放水で鎮火しましたが、一軒、すっかり焼けてしまいました。怪我人はいなかったようです。その家の方々は、貴重なものが殆ど全て失われてしまい、がっかりしておられることでしょう。)

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振り向けば、そこには...:『赤頭巾ちゃん気をつけて』

京葉線の通勤電車のドアの上に動画が映るようになっており、帰りの電車では、それを見ることが多くあります。最近は「名言集」のシリーズものをやっていて、少し前に、寺山修司の「振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない」を紹介していました。『さらば ハイセイコー』という詩の中の一節だそうです。しかし、確かに“今”を生きている者は、イヤでも先を見ているわけですが、過去を振り返って、その時自分が先のこととして何を見ていたのか、思い出すのも悪くないと思います。

1 昨日、思い立って随分前に録画したビデオを引っ張り出して見ました。『赤頭巾ちゃん気をつけて』、庄司薫の芥川賞受賞小説に基づいた映画で、1970年に映画館で観たものです。かなり前のことですが、偶然、テレビで放映されることを知り、S-VHSの3倍速で録りました。以前見た時には、画像の下の方が乱れ気味だったのですが、最近入手した中古デッキを使ったところ、意外なほど綺麗に映りました。見ていて、いろいろなことを、その時の気分とともに思い出しました。

2 東大紛争、日比谷高校、等々、当時受験生だった人達には、大変思い出深いキーワードが出て来ます。あの頃、日比谷高校は、東大入試で多くの合格者を出すことで有名な進学校でした。以前の職場は、この高校に近いところにあり、高校のクラウンドの見える会場を借りて、大きな会合を開いたこともありました。さらにその前にいた職場の関係では、何と、その映画に出ていた人に会いました。度の強い眼鏡を掛けた日比谷高校生の役で、一瞬、顔がクローズアップになって出ていました。その人は、実際に日比谷高校出身者でした。

3 庄司薫は、この作品を出した後、『さよなら快傑黒頭巾』、『白鳥の歌なんか聞えない』、『ぼくの大好きな青髭』と、それぞれ「赤」、「黒」、「白」、「青」の色を表す言葉がタイトルに入った作品を残した後、小説は書かないで来たようで、今も、某ピアニストのご亭主だろうと思います。ネットで調べてみると、資産運用にも長けておられたようです。元々、生まれ育ちの良い人のようですが、若い時に、ただ勉強していただけではない、既に強かさも兼ね備えておられた方だったようです。

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オープンリール・テープデッキ:時々は使わないと...

今日は、朝は雨。夜、地元の駅を降りてから家に向かう時は、強い風が吹いていました。

Tape_3先日、久し振りに動かしたオープンリール・テープデッキは、やはり、動作が不安定です。確実には動かないスイッチがあるのですが、取り敢えず、まともな音で再生することは出来ます。今日は、いつも立てて使っていたのを、テーブルの上に横にして、リバース方向の再生スイッチの具合を確認していました。そして、いつもの通り、途中から正常に作動し始めました。
作動確認用に、一昨年に購入した中古テープを使っていましたが、それは録音済みのものだったので、面白くその録音を今も聴いています。30年以上の前のポップスが入っています。時々、ナレーションが聴こえますので、FM放送の録音のようです。今、「河内のオッサンの唄」が流れました。
とにかく、時々はこんなテープでも聴きながら、デッキを動かしてやる必要がありそうです。

元々1950年代に開発されたスピーカーを30年前に購入し、それに真空管アンプをつないで、昔の録音テープを聴いているのですから、部屋の中が完全に昔状態になっています。鏡等は無いので、己の姿も見えませんし。しかし、何故か老眼鏡を掛けています。

それにしても、オープンリール・テープデッキや、先日故障騒ぎをしたビデオテープデッキは、いつ故障してもおかしくないような凄いメカで出来ています。こんなものを設計した人は、さぞや楽しかったでしょうね。多分、私に向いた仕事だったろうと思いますが、別な人生を選択して、それはそれなりに、いいこともありました。

今、職場では、一緒に働いていた若い人の一人が体調を崩して休暇中です。その関係で、夕方職場に残ることが少し増えました。4月からは、完全リタイアのつもりでしたが、そうも行かなくなりそうで、時々は手伝いに出ることになりそうですが、所詮、無理のない範囲でしか役に立ちません。

飛び飛びで、またテープの話ですが、柔らかく滑らかな、神経に障らない響きがします。良い物は残るようにして欲しいと思います。部品さえ手に入れば、自分で直します。昔みたいなジャンク屋、それも、かなり専門性の高い店があってもいいかもしれません。メーカーも、部品の維持を、10年とかでなく、50年以上にして欲しいと思います。

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最近、また地震が多いですね

東京は、今日も午前中に揺れました。このところ、毎週のように地震があります。3・11の前にも、地震が多かったことを思い出します。今日は午後に外部のビルで会議を開催しましたが、会議の前に、ビルの事務所の人に避難階段や梯子の位置を聞いておきました。

あまり気にしていなかったのでが、家人から教えられ、バターが品薄になっていることを知りました。国内の牛乳販売が思わしくないことからの、生産量の減少等が影響しているようです。何かあると、真っ先に買占めの対象になるものの一つでしょう。

私の家では、暖房を使う部屋を制限しています。私の寝室には寝る間際にしか行かないので、そこではほとんど暖房を使いません。一人ひとりがばらばらに暮らすと、無駄なことも多くなるように思います。核家族ではなく、昔のように同じ家に大勢が住む大家族に戻れば、全体では経済的には楽になるように思います。戦後、(大)企業中心のサラリーマン社会を推し進めて来た結果、金の回りはよくなりましたが、家族がばらばらに暮らすようになり、結果として無駄が増えたように思います。また、年寄りと若い人が一緒の大家族であれば、年金の受け取りと、支払いのことも、少しは家族の中で調整出来そうに思うのですが。
そうは言っても、一旦享受したプライバシーや消費の自由を手離すのは、簡単なことではないので、余程経済的に困窮しないと、我々は動かないような気がします。翻って我が身を見て、贅沢を言えなくなった場合を考え、幾つかのケースを検討している次第です。

音楽は、40年前に買ったLPで、ソルのギターのための練習曲を聴いています。演奏はジョン・ウィリアムスです。セゴヴィアの影響が強く出ています。ジョン・ウィリアムスは後年、セゴヴィアが自分の弾き方を押し付けると批判していましたが、こうして聴くと、影響を受けていた頃の演奏の方が、音色の変化や表情付けが大きく、魅力的に感じます。このLPの中から、技術的に比較的楽でありながら、豊かな情感を感じさせる3曲について練習する予定です。昔、弾いていたのですが、今はすぐには弾けそうにありません。自分自身に聴かせるため、少しずつ進めることにしています。

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若い人への応援:サーカーの島川選手

昨年の秋頃、ふと思い出したことがありました。市川のアパートに住んでいた時、同じ階段の列で向かい側に住んでいた家族の男の子がサッカーをやっていて、プロを目指していました。当時、中学生。3人兄弟の末っ子で、可愛い顔をした子でした。上の兄弟は、それぞれ勉学の方を目指す中、一人、スポーツを目指していました。時々、我が家に来て、家人にピアノを習っていました。ある朝、出勤のためドアを出て、階段を降り始めたところ、階段でうずくまって、その子が泣いているのを見つけ、家人を呼んで後を頼んだことがありました。

そんなことを思い出しながら、今どうしているのだろうかと、その子の名前でネット検索してみると、情報が出て来ました。ベカルタ仙台のメンバーになっていました。しかし、足に怪我をして出場していないようでしたので、その後心配していました。

昨日、ネット検索してみると、「ベガルタ仙台より島川俊郎選手が東京ヴェルディに期限付き移籍加入」という情報が見つかりました。復帰しているようで、安心しました。いつか、試合を観に行きたいと思います。島川選手は今21歳です。応援してあげてください。(...彼はピアノを少し弾けると思います。)

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癒し系の音楽

火曜日の朝、目が覚めて時計を見ると、いつもの5時半、と思ったら、何と6時半。慌てて起きて準備して、何とか7時5分発の電車に間に合いました。しかし、こうして振り返ってみると、いつも、朝のその余計とも思える1時間は何をやっているのだろう? という気がしないではありません。とにかく、もっと早く寝るようにしなければとは思います。私は、寝つきがいいほうなので、とにかく横になれば、大抵は、気付けば寝ていた、という状態になっています。布団の中では、心配事を思い浮かべないようにする、とでも言える様な特技を、多分、技術開発の仕事で散々神経をすり減らした体験から、身に着けているように思います。何か解決しなければならないことは、夕方までにしっかり状況を頭に入れ、すぐに答えの出ない時は、一旦忘れるようにして、後は朝を待つことにしています。少々のことであれば、朝に答えが思いつき、そうでない時は、今、答えは出ないものとして、時を待つことにしています。もっとも、以上のようなことで、済ませられることばかりではないのですが。

我が家のもう一人の住人、いわゆる家人は、私と違って慢性に近い不眠症で、その影響もあって調子を狂わすことが多くあります。その家人が、調子を整える際に聴く音楽を紹介します。

1ヴィヴァルディの一連の音楽:
ブリリアント・レーベルのCD40枚のボックスです。箱には、“THE MASTER WORKS ANTONIO VIVALDI”と書かれています。すべてが良いのだそうですが、特に、リュート、ヴィオラダモーレと弦楽のための協奏曲ニ短調の第2楽章ラルゴが素晴ら2_2 しいとのこと。かつて、家人が勤めていた学校で教材に使ったところ、重い障害のある子が思わぬ反応を示したという、特別なものがあるようです。確かに、音楽が流れ始めた途端、はっとするものを覚えます。この演奏をしている団体名の発音がわからないので、その部分だけをオリジナル表記にしますが、 Drottningholm バロックアンサンブルとなっています。1980年代半ばの録音です。このボックスは、今、国内販売していないかもしれませんが、ネット検索すると、海外から取り寄せ出来るかもしれません。古楽器中心の演奏録音が集められており、全体としても、まとまりのよいものです。CDケースの色もとても綺麗になっていて、音楽ともども、まるで宝石箱のようになっています。

01 パレストリーナのミサ曲:
これも、ブリリアント・レーベルから出ていた、確かCD5枚のボックスの中の1枚で、二つのミサ曲が入っているものです。小編成の男声合唱で、マーク・ブラウン指揮、PRO CANTIONE ANTIQUAの演奏です。

パレストリーナのモテトゥス:
モテトゥス《谷川慕いて鹿のあえぐごとく》が特にお薦めとのこと。演奏団体は上と同じPRO CANTIONE ANTIQUAで、指揮者はブルーノ・ターナーになっています。1974年録音、アルヒーヴ・レーベルのCD「バビロンの川のほとりに/パレストリーナ:ミサとモテトゥス」の中の1曲で、3分ちょっとの短いものです。
パレストリーナの音楽を聴いていると、気持ちが、とてもゆったりとして来ます。

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休日の夕日:最近聴いている音楽

20120109 出勤日前の休日の夕方は、何とも物悲しく、少しずつ緊張感を覚え始めながら、貴重な時間を持ちます。完全リタイアすると、もうこの様な気分とは無縁になるのでしょう。
最近はカメラを持ち歩くことが多く、少しでも気が向いたら写真を撮ることにしています。今日は近くのスーパーから出て来た時、夕日が目に飛び込んで来たので、撮ってみることにしました。しかし、ハレーションが出て、自然な感じになりません。ふと横の方を見上げると、まだ残っている青空に一筋の飛行機雲が走っていました。それと合わせて撮り直してみました。1年ほど前に開店した大型電気店と、ホテルに隣接したチャペルとの間に、夕日が沈んで行きました。

最近、私が聴いている音楽は、(1)中田喜直作曲の歌曲(数枚のLPで)、「さくら横ちょう」、「サルビア」他を、(2)ソル作曲のギターのための「練習曲集」(CDで)、(3)ペーター・ルーカス・グラーフのフルートによるモーツァルト作曲の「フルートとハープのための協奏曲」他(CDで)です。
(1)ソプラノの伊藤京子さんの歌声は、とても綺麗で、しかも深い表現があり、伴奏の三浦洋一さんのピアノは、全く自由自在です。我が家の次男は、伊藤京子さんのレッスンを受けたことがあります。
(2)ソルの練習曲は、最近、再び弾き始めたので、参考に聴いています。もちろん、私にはこんなにノーミスで弾けることはありませんが、自分で弾いていると、曲の芸術性の高さを実感することが出来ます。
(3)グラーフの演奏は、とても柔軟で、しかも悦びに満ちています。グラーフが指揮も行っている演奏で、もともとLPで出たものです(LPも持っています)。長く残る名演奏だと思います。フルートの音色が綺麗に聴こえて来ますが、私には、歌声の綺麗さには敵わないように感じます。それでも、フルートも少し練習を再開し、昔、発表会でやった「アルルの女」のメヌエット等を吹いています。本当に私は、典型的な“下手の横好き”だと思います。

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シャック兼寝室

Ham1 シャックというのは、アマチュア無線の機材をおいて交信する部屋のことです。
私がアマチュア無線に興味を持ったのは、小学校に行く何年も前のこと、近所の家でアマチュア無線をしているお兄さんがいて、その家を覗いた時からです。小学校から中学校にかけては、ラジオやアンプ作りに熱中し、中学卒業の直前にアマチュア無線の免許を取りました。その当時のご他聞にもれず、自作(受信機はキット、送信機はすべて自作)の装置でした。電話級という、音声による最大出力10Wの交信を許可され、ダイナミック型の結構音の良いマイクを使っていました。
Ham2 その後、高校生の時に第2級の資格免許をとり、出力を上げるとともに、モールスによる交信も行うようになりました。この頃になると、アンテナには2エレメントのクワッドという指向性アンテナを使うようになり、海外との交信を行うようになりました。それと平行して、電波障害の苦情が来るようになり、対策を講じにその家にお邪魔して、いろいろ人生経験を積むようになりました。
Ham3 しかし、大学受験を契機に、アマチュア無線と離れてしまい、その後、約24年経って、秋葉原に近い市川のアパートに引っ越したのが別の契機となって再開し、装置を購入したり、あるいは小出力の装置を自作(キットですが)したりして随分活発に交信をしました。第1級の資格免許も取りました。家で交信することもありましたが、自動車にアンテナを付けて、車の中から行ったり、川のそばでアンテナを仮設して行ったり、今思い返しても、よくもあんなに一生懸命遊べたものと、我ながら呆れます。

上の写真は、我が家の2階の小生の寝室兼シャックです。ケンウッドのTS-850S(Max.50Wに設定)、アイコムのIC-706(Max.10W)、ケンウッドのTM-941S、それと小型のヤエスのFT-817ND(Max.5W)の各トランシーバーを使っています。他にもキットで作ったモールス専用の小出力機が数台転がっています。さらに、押入れの中には、真空管式のスターのSR-700A(受信機)とST-700(送信機)のペアが眠っています(壊れています)。
同じ部屋にJBLのLE-8Tのシステムがあります。真空管アンプやアナログプレーヤーは電波を拾いやすいので、要注意です。一方、テレビがデジタル放送になったので、テレビに対する電波障害の恐れは軽減されました。

Photo 最近は、時々ですが交信状況を聴いたり、ごく稀に交信したりしています。故郷が札幌なので、その方面からの電波や、海外からの電波、あるいは市内の同好の士からの電波を探すのを楽しみにしています。アンテナは、昨年秋の強烈な風で、ダイポールアンテナのポールの片方が折れたため、今は長めのロッドアンテナにオートアンテナチューナーをつなぎ、屋根よりも少しだけ上に出して使っています。こんなアンテナでも、時々は海外と交信が出来ます。相手のアンテナの性能がいいので、こちらの弱い信号でも拾ってくれるのです。
他にも、小さなアンテナをベランダから出して使っています。写真には、BSアンテナと、ちょっとだけFMアンテナも写っています。建物と平行になっている八木アンテナは、430MHzアマチュア無線用のアンテナです。

アマチュア無線の小さなクラブにも入り、役員もしていたのですが、会員間のことで不満がつのり、趣味の世界で我慢することはないと、クラブからは一切手を引きました。

以上、アマチュア無線のことをご存じない方には、よく分からない用語が多く出ていたかと思います。
とにかくノイズが子守唄のように聴こえるのは、どうも若い頃からのアマチュア無線の趣味がなせるワザのように思います。トランシーバーのスイッチを入れ、ノイズが聴こえて来ると、それだけで、世界中、宇宙中とつながっているような気分になります。

半分は伝播状況という自然を相手にして、いろいろな状況の下で交信が出来ることは、とても面白いことですが、アマチュア無線を通じて知り合いになり、長く付き合っている友人がいることも大変貴重なことです。懐かしく思い出す顔もあれば、ある時連絡が取れるようになり、今も年賀状を交わす相手もいます。皆、大切な友人です。

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高級なもの、それはそれらしくないもの?:良い時間をもてること

2日は、大晦日と元日に撮った息子達の写真を母に送った後、年が明けてから年賀状を書くことにしていた家人のために、バラの写真を葉書に印刷しました。途中、大学駅伝のテレビを見ていましたが、解説者の言うことが悉く(ことごとく)外れるので、それを面白がって聞いていました。

元日に見たテレビ番組で、ヴァイオリンだけの二重奏による演奏を聴き、名器と云われるヴァイオリン2丁による方と1丁15万円のヴァイオリン2丁による方を、スタジオの登場者が当てるという場面がありました。名器の方は、モーツァルトが所有していたヴァイオリン「フランチェスコ・ルジェリ」(20億円とのこと)とストラディバリウス(5億円)です。これらは古楽器っぽい、良く言えば鄙びた(ひなびた)音、悪く言えば抜けたような音で、15万円の方は如何にもよく耳にする音、という感じでした。演奏そのものは、15万円のヴァイオリンを弾いた方が、伸び伸びしているように聴こえました。演奏会場で聴くと、楽器の真価が表れ、その差がよく分かるのだろうと思います。ちなみに、この番組では、値段の違う食材をそれぞれ使った料理を二つ出し、高級な食材を使った方を当てるということもやっていましたが、高級な食材の方は、登場者の感想によれば、その素材らしい味がしない方というパターンの連続でした。高級なものは、庶民がその素材(食材)に期待するものとは、違うようでした。

Photo 我が家から400mほど離れたところにレストランがあります。現在ここでは、ご主人の健康状態によってのことらしいのですが、昼に2種類のランチを出すだけで、他の時間は営業していません。暮れの30日に家人と一緒に行って、久し振りに食べましたが、サラダドレッシングも、メインディッシュ(チキン)にかけられたものも、私には、かなり美味しいものでした。新年は、いつから店を開くのか決めていないとのことでした。客の数や料理の値段からみて十分な採算が取れているとは思えず、大事にしている何かがあるのだろうと、勝手に想像しました。
店に入って席に着き、料理を注文してから、料理が順番に出て来て最後にデザートを食べ飲み物を飲み、支払いを済ませるまでほとんど1時間掛かりました。その間、BGMなし、丁度よい室温のもとで、小さい声で話をしたり、窓の外を見てレストランの周りに敷いてあるレンガの具合や植えられた花、レストラン内の花瓶と花、古い柱時計、蓄音機、フランスとスイスのそれぞれの国旗、古いギターなど、飾ってあるものを眺めたりして過ごした時間も、貴重なものでありました。それが何であれ、良い時間を持つということは、かなり贅沢なことなのだと思います。

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「春の海」他

明けまして、おめでとうございます
特に新年になったからといって、私には変化がある訳ではなく、何の感動も覚えずに2012年1月1日の朝を迎えました。普段より遅く目が覚めたのですが、他の者はまだ寝ているようで、一人起きだして居間に下りてみると、テーブルの上の様子が、昨晩私が最後に出て行った時と、少し違っていました。後で聞いてみると、私が寝た後、息子達が蕎麦を食べた由。既に手巻き寿司やラーメンその他を食べていたのに、呆れるほどよく食べる連中です。ぞれぞれ、私の食事1週間分近くを一晩で食べました。

Photo 久し振りにランパルのフルートと小林道夫のピアノによる演奏録音のLPを取り出して、ドップラー(1821~1883)の「ハンガリー田園幻想曲」と宮城道雄(1894~1956)の「春の海」を聴きました。このLPを買ったのは、私が中学生の時です。札幌狸小路のキクヤ楽器で購入しました。左の写真を見ると、そのLPのビニール袋の中に、EP盤が入っているのが分かります。1964年8月のフィリップス・クラシック・ガイドです。新譜LP6枚からの抜粋が入っています。このオマケも欲しくて、なけなしの小遣いを叩いて買ったことを覚えています。当時、かなり繰り返し聴いたので、だいぶ傷んでしまい、何十年も後に中古で買い直しましたが、それにも傷みがあったので、さらに買い直し、これも同じLPが3枚手許にあることになりました。
「ハンガリー田園幻想曲」は、かつての日本の曲のような独特の哀愁を帯びた旋律を持ち、途中、技巧的なところもあるので、私には難し過ぎますが、フルートの独奏曲としては、発表会でもよく取り上げられるポピュラーな曲です。何の苦も無くランパルが吹く様は、見事というレベル以上のものです。続く「春の海」も、ランパルが、いろいろと表現を付けて吹いています。ただ、以前持っていた、“フルートの音が素晴らしく綺麗”という感覚が、まだ自分の中に戻って来ておらず、この感覚の修復には、もう少し時間が掛かりそうです。一方、ギターの響きに対する感覚は、だいぶ戻って来ました。自分で弾いていても、楽しくなって来ています。
次いで、宮城道雄の筝(琴)、吉田清風の尺八による演奏録音の(復刻)LPで、「春の海」を聴きました。この曲は3部構成になっていて、第1部と第3部は、例のゆったりした旋律が中心になっていますが、第2部は、少しテンポが上がり、宮城道雄の筝が中心となっている印象があり、かなり力強い演奏になっています。
フルートの曲で晴れがましい気分に溢れているものとして、モーツァルトのフルート四重奏曲があり、ハンス・レズニチェックのフルート、アントン・カンパーのヴァイオリン他による演奏録音は、古いモノラル録音ですが、特にそのような気分に満ち溢れています。
以上が、元日の朝に聴いた音楽です。

さて、今年も息子達にはそれぞれ努力することがあり、家人も時間を大事にして過ごすことでしょう。私は、仕事の方は無理は出来ないのですが、ある意味、私が16年間に渡って深く関与してきた仕事の後始末になりそうなので、出来る範囲で4月以降も担当するのが、私らしいことなのかもしれないと思い始めました。また、昔お世話になった方々に、機会があればお会いしたり、手紙を出したりしたいと思い始めました。

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