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オープンリール・テープデッキ:時々は使わないと...

今日は、朝は雨。夜、地元の駅を降りてから家に向かう時は、強い風が吹いていました。

Tape_3先日、久し振りに動かしたオープンリール・テープデッキは、やはり、動作が不安定です。確実には動かないスイッチがあるのですが、取り敢えず、まともな音で再生することは出来ます。今日は、いつも立てて使っていたのを、テーブルの上に横にして、リバース方向の再生スイッチの具合を確認していました。そして、いつもの通り、途中から正常に作動し始めました。
作動確認用に、一昨年に購入した中古テープを使っていましたが、それは録音済みのものだったので、面白くその録音を今も聴いています。30年以上の前のポップスが入っています。時々、ナレーションが聴こえますので、FM放送の録音のようです。今、「河内のオッサンの唄」が流れました。
とにかく、時々はこんなテープでも聴きながら、デッキを動かしてやる必要がありそうです。

元々1950年代に開発されたスピーカーを30年前に購入し、それに真空管アンプをつないで、昔の録音テープを聴いているのですから、部屋の中が完全に昔状態になっています。鏡等は無いので、己の姿も見えませんし。しかし、何故か老眼鏡を掛けています。

それにしても、オープンリール・テープデッキや、先日故障騒ぎをしたビデオテープデッキは、いつ故障してもおかしくないような凄いメカで出来ています。こんなものを設計した人は、さぞや楽しかったでしょうね。多分、私に向いた仕事だったろうと思いますが、別な人生を選択して、それはそれなりに、いいこともありました。

今、職場では、一緒に働いていた若い人の一人が体調を崩して休暇中です。その関係で、夕方職場に残ることが少し増えました。4月からは、完全リタイアのつもりでしたが、そうも行かなくなりそうで、時々は手伝いに出ることになりそうですが、所詮、無理のない範囲でしか役に立ちません。

飛び飛びで、またテープの話ですが、柔らかく滑らかな、神経に障らない響きがします。良い物は残るようにして欲しいと思います。部品さえ手に入れば、自分で直します。昔みたいなジャンク屋、それも、かなり専門性の高い店があってもいいかもしれません。メーカーも、部品の維持を、10年とかでなく、50年以上にして欲しいと思います。

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オープンリール・テープデッキの整備(18日追記)

20111217 久しぶりのブログ更新です。
左の写真は、今朝撮った我が家の庭のバラです。寒いので蕾が開くのは少なくなっています。

このところ毎日聴いているカセットテープデッキを使った音は、高音や低音の伸びがどうこうと云うのとは違い、またダイナミックレンジも狭いのですが、耳に優しい、自然な音という感じです。実際の演奏会では、コントラバスの床を這うような低音に驚いたことはありますが、それは例外的な出来事で、また、高音が伸びてる、などどと意識するはずもないので、再生音も、特別気になるようなこと(極端に高音が落ちているとか)がなければ、私は特に不満なく聴き続けることが出来ます。意外だったのは、フォステクスの20センチのフルレンジに、コンデンサーだけでフォステクスのトゥイーターをつないでいるスピーカーシステムが、とてもバランスよく鳴り、音の明るさも丁度いいので、ほとんど毎晩、寝るときに聴いています。音の出どこが意識されない(どのスピーカーが鳴っているのか分からない)、面白い鳴り方をします。アンプはアキュフェーズのプリメインアンプです。

こうなると、以前中古で買ったオープンリール・テープデッキを使ってみたくなります。1年近く使っていなかったので、今朝、恐る恐る動かしてみました。無事作動、と思ったら、しばらくして、走行スピードが落ちて来て、音がふらつき出しました。スイッチをON/OFFしているうちに、今度はリバース方向の再生スイッチが作動しなくなりました。デッキのケースを外してみても、スイッチ部分は、基板や配線類と、さらにケースに囲まれていて、手が付けられません。諦めて、外したケースを付けようと思い、その前に、念のためと思ってスイッチに触ったところ、作動しました。不良原因が分からず、心配は残りましたが、その後、スイッチに関して同じ作動不良は起こっていません。しかし、明日はどうなるか...

20111217_2 さらに、オープンリールテープを聴いていると、また、走行スピードが落ち始め、時々停止するようになりました。キャプスタンとピンチ・ローラーの圧着はしっかりしています。これはモーター等の駆動系の劣化で、もう直せないかなと思いつつも、一応ピンチ・ローラーの清掃をしてみましたが、やはり直りません。いよいよジャンクになったなと思いながら、清掃だけはしておこうと、キャプタン周りを、綿棒で拭いている時、回転が復活しました。モーターの回転速度検出の関係だろうと思いますが、これも、具体的原因がはっきりしないままです。今は、オープンリールテープは順調に作動しています。ヘッド部分も清掃したせいか、以前よりはっきりした音で鳴っています。なかなかいい音です。

先日、これも久しく見ていなかったビデオテープを見ようと、ビデオデッキに電源を入れたところ、作動スイッチが入りませんでした。こちらの方は、どうやっても反応が無く、ギブアップし、中古を調べて、安いのを入手しました。最初は映っていたのですが、古いビデオテープを入れたとこころ、画像も音声も出なくなりました。早速壊れたかな、と思いつつ、まだ諦めずに、ビデオデッキのケースを外し、中を見たところ、回転ドラムは汚れていないように見えましたが、駄目もとで清掃してみたところ、直りました。実に微妙なものです。古いテープを入れるたび、回転ドラムの清掃が必要になります。

家中、ガラクタのようなものが沢山あって、それらを使えるように整備するだけで、今後かなりの時間を要します。しかし、どうもそれが私の楽しみのようでもあります。

12月18日追記:
案の定、オープンリール・テープデッキのリバース再生のスイッチの作動は不安定です。毎回、使っているうちに、直ります。
昨晩、壊れたと思っていたビデオ・デッキが正常に動き出しました。スイッチを押しても反応しない“フリーズ”状態だったのですが、1週間ほど電源をつながないで置いているうちに、静電容量が抜けて、フリーズ状態が解除になったようです。これも、ジャンク予備軍として、部屋に転がっていることになりました。そのデッキを使って、昔録画したフーテンの寅さんのビデオテープを、昨晩観ましたが、懐かしい風景を眺め、何とも云いがたい風情を覚えて、いいなあ、と思っているうちに寝てしまい、気付いたら、午前3時過ぎまで、居間のテーブルに突っ伏して寝ていました。自分自身も、ジャンクに近づいている気がします。
今年も、残りが少なくなりました。1週間後はクリスマスです。大晦日には息子達が帰って来ます。部屋の中に、沢山のガラクタを見つけることでしょう。

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ブーミーな音:(5/16)少し追記

低音は大いに出ているものの、歯切れが悪い音のことをブーミーな音と言う様ですが、我が家の1階にあるKlipschのスピーカーを使ったシステムの音は、それに近いかもしれません。5極管真空管(シングル)を使っているためダンピングファクターの小さいことが、かなり影響していると思います。しかし、聴いていてそう気にならないのと、スケール感のある響きで、チェロの音など楽器の胴が響いている感じもするため、むしろ気に入ってさえいます。アンプとスピーカーのきわどいマッチングだと思いますが、基本的に古いものの組み合わせなので、うまく行っているのだと思います。

Korngold01 このところ聴いていたのは、コルンゴルト(この作曲家の名は、やはり呼びづらく、ともするとコンコルドになってしまいます)の管弦楽曲(空騒ぎ)やチェロ協奏曲の入ったCDでした。オケがリンツ・ブルックナー管弦楽団(注)で指揮はカスパー・リヒターとなっています。心象あるいはちょっとした情景をイメージさせる小品の集まりのようなものですが、今一つ捉えどころのない印象を覚えつつ、繰り返し聴いていました。
今日久し振りに注文し、そのうちやはりコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲のCDが届きます。偶然、上記のCDと同じレーベルでした。ハイフェッツが弾いた1953年の録音です。我が家は古い録音の再生は得意なので、CDの届くのが楽しみです。

(注)リンツ・ブルックナー管弦楽団は、クルト・アイヒホルンの指揮でブルックナーの交響曲を録音しており、特に第9番の復元された第4楽章は、ブルックナーの音楽の本質をよく見せてくれた名演だと思います。
この楽章では、器楽曲と宗教曲の違いがなくなり、すぐそばに、あるいは重なってテ・デウムがあり、私はこの楽章を聴いた後、一気にブルックナーの宗教曲を聴いたものでした。私には、いい仕事をするオーケストラ、という印象があります。

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我が家のステレオ装置の紹介

今、我が家のステレオ(オーディオ)装置は好調に作動しています。

1階の居間で使っているのは、次のものです:
P9240001 スピーカー:Klipsch(米国)のCornwall(左の写真の3way バスレフ型、中音と高音はストレートホーン)。効率がすごく良く、小入力で大きい音が出ます。強弱がはっきりと出て活き活きとした音がし、空気感もよく出るので、録音(会場)の様子が目に浮かんで来ます。同時期に販売されていたKlipschのスピーカーの中では、クラシック音楽の再生にも向いた、使いやすいものです。もう製作されていません。米国留学中に入手して、丁度30年経ちました。どちらかというと、”あっけらかん”とした音ですが、全く飽きることがない響きです。普段聴く時は、サランネットを付けています。
アンプ:LuxmanのSQ38FDのプリアンプ部分とキットで作ったメインアンプ(真空管:14GW8シングル)の組合せ。Pc190306 SQ38FDのメインアンプ部分が不調になったため(真空管の劣化)、既に予備として沢山持っていた14GW8(シングル)を使ったキットを見付けて使っています(左の写真)。出力がせいぜい4Wですが、スピーカーの効率の良さに助けられて、ダイナミックレンジ不足も感じさせず、堂々と鳴らしています。最近、メインアンプとしての入力調整(と言っても、ボリュームを少し絞っただけですが...)を行ったところ、音のバランス(特に低音の響き)が良くなった様に思います。それまで、低音が延び過ぎていたように感じていましたが、気にならなくなりました。
CDプレーヤー:パイオニアのDVDプレーヤー、DV-800AV。SACDも再生出来る優れものです。CDも意外なほど良い音がします。
LPプレーヤー:主に使っているのは、ビクターのQL-A7にSHUREのV15typeⅢの組合せ。オートリフト付きなので、聴いていて寝てしまっても安心です、過不足がなく、雰囲気のある良い音がします。他にも持っていますが、時々使うのは、ビクターのQL-7とオルトフォンのSPU-GE(FRのトランス使用)の組合せです。贅沢な音がします。SPU-GEはもう1個持っています。私にとっては宝物の類です。

2階の寝室(アマチュア無線の装置もある部屋)で使っているのは次のものです:
P9240009 スピーカー:JBL(米国)のLE-8TにYAMAHAのSPシステム用のトゥイーターをつないだもの(左の写真の上方)。トゥイーターはかなり絞っていますが、高音の歪成分ともいえる音を加えて、聴きやすくしています。箱は専用のもので、補強が入っています。サランネットは、最初から付いていません。LE-8Tも本当に良く出来たスピーカーで、高音や箱に注意すると、実に明快な音がして、いろいろな音楽が楽しめます。他にFOSTEXのスピーカーを使ったセットもあります(左の写真の下方)。
アンプ:それぞれキットで作った真空管使用のプリアンプ(エレキット社)とメインアンプ(ザ・キット屋のキット:14GW8プッシュプル、出力8W)。左下の写真の手前右がプリアンプ、手前左がメインアンプ、奥に写っているのはSQ38FDです。メインアンプは、意外とスピーカーとの相Sv9t性があって、居間の方と交換すると、互いに今一つの音になります。低音の延びが不足し詰まらない音になったり、パワー不足で歪が目立ち、ダイナミックレンジも不足したりします。普通の効率のLE-8Tを鳴らすには、少しパワーが要ります。今使っている真空管式8Wですと、狭い部屋の場合、問題ありません。
CDプレーヤー:あまり知らないメーカーのDVDプレーヤー。意外とまともな音です。私には、タイマーと組み合わせて目覚まし代わりに使っている貴重なものです。
LPプレーヤー:KENWOODのKP-1100にオルトフォンのMM型カートリッジ、2M RED。このカートリッジは、明らかに他のカートリッジと異なる音を出します。とてもストレートな生なましい響きです。針圧やヘッドシェルの重量を調整し、低音の延び具合等を丁度いい感じにするのが、使用にあたってのコツです。低音の響きは高音の聴こえ具合にも影響するため、この調整は重要です。

以上に共通な点として、接続ケーブル類は古くからの友人であるF君に教えてもらったBELDEN製のものを使っています。透明感が出ます。FMチューナーはバリコンを使ったもの。中古で入手しました。優しい音がします。アンプには、トーンコントロールが付いていなかったり、付いていても、使っていません。スピーカーやアンプの基本特性が良い場合には、トーンコントロールを使うと、何だか気になる音になってしまうように感じます。スピーカーを内側に向ける角度を調整し、また、各装置に重量を加えるようにする等、使いこなしに注意しています。但し、長年の経験で、調整にそんなに時間は要しません。

以上の装置で音楽を聴いています。二個所でそれぞれ聴いていますが、気になる(嫌な)音がしない限り、それぞれを楽しんで使うことが出来ます。両者の共通点としては、バランスが良く明快な音がすることで、かなり古い録音のものでも、よく聴かせてくれます。真空管アンプを使うと、音の定位に窮屈感がなくなり、適当にふわっと拡げてくれます。いかにも、自然に響く、といった感じです。長時間聴いても、疲れません。装置を換えようとか、何か加えようとかいう予定はなく、ただひたすら、今の装置が長持ちしてくれることが願いです。

追記:
21才から米国留学前の31才になる時まで使っていたのが、JBLの2115という型番のLE-8T似の20cmシングルコーンスピーカーで、その時に使っていた箱が、今、FOSTEXのシングルコーンが付いているものです。このFOSTEXのスピーカーはバスレフで使うのに向いていないと言われますが、この箱の背面にコンクリート板を補強として付けてあるので、気持良く低音が前面に跳ね返って来ます。LE-8Tに比べ、音は少し”くすんだ”感じで、音色の変化は大きく出せませんが、少し耳が慣れるとこれはこれで、バランス良く、長時間の鑑賞に堪える響きを出します。
さらにその前、中学校2年生あたりから21才になる時まで使っていたのは、コーラルという日本の会社の3way、バスレフ型のものでした。低音は口径25cmのコーン型。中音は口径16cmのコーン型。高音だけホーン型でした。自分で、箱の背面を角材で補強しました。これは、今も札幌の母の家に置いてあります。
基本的に、スピーカーに関しては、若い頃の装置の延長の様なものを主に使っていることになります。その他に、それぞれ中古で入手したビクターのSX-3、SX-311、SX-500ドルチェ、それと山水のSP-50が我が家にあり、家人用の装置に使ったり、置き台代りに使ったりしています。

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CDプレーヤー修理

バキッ! やばい!と思ったときには、時すでに遅し。CDプレーヤーのトレイを出しっぱなしにしてCDを探して、立ち上がった瞬間、腰がぶつかってトレイが引っ込まなくなりました。何かの噛みあわせがずれたのだろうと、少し力を入れて出し入れを試みているうちに、一気に中に入ったかと思ったら、さらに、バキッと音がして、CDは取り込むものの、一切認識しなくなりました。

覚悟を決めて、CDプレーヤーをラックから取り出し、ケースのネジを取って開け、修理開始、と言っても実はケースが意外と外れず、その要領が分かるのに10分以上掛かりました。途中、中からカタカタ音がするので、何かが外れていることは分かりました。ケースを開けてみると、CDを上から押さえていたと思われるパーツが中に落ちていました。プラスチックのパーツと、金属のパーツです。スプリングや摺動部分用のパーツ等は見当たりません。傷ついてもかまわないCDを使って、パーツを上下いろいろ組み合わせて試し、CDの認識が出来ることを確認して、どうやらこういう使い方をするのだろうと、見当をつけることが出来ました。しかし、2つのパーツをつなぐ部分が壊れてしまったようで、接着剤かネジを使うことを思い立ち、耐久性ややり直しのことを考えて、近くのDIY店で数種の太さのネジを買って来ました。つなぐことはできたものの、ネジによる微妙な変形(膨れ)のため、パーツがCDをうまく押さえることが出来なくなり、ネジを糸鋸でカットし、パーツの膨れた部分を削って、やっと安定して動作するようになりました。修理に要した時間、合計3時間也。直るかどうか分からず、必死だったため、写真を撮る余裕もありませんでした。

当該のパーツは、組み合わせるとタイヤホイールのような形状となり、水平状でトレイの上のフレームにある穴にスカスカではまっていて、CDの出し入れの際には、CDと擦らない程度に下に落ち、CDをセットした時には、パーツがフレームと擦らない程度にCDと共に上がり、回転中はフレームと接触しないで自重でCDに乗っかって回転しています。

それにしても、CDを押さえるのに、ただ上からのパーツの自重だけとは思ってもみませんでした。しかも、重くすると、慣性力のためパーツとCDが滑って振動し、かえって動作が不安定になり、認識しなくなります。なるほど、取説に、CDプレーヤーを水平にセットするよう書いてあった訳です。ネジと若干ですが応急で作ったプラスチックのワッシャー(実は、アイスシャーベットの蓋を加工したもの)の分だけ重くなったせいで、CD認識時に最初少しバタつきますが、スピーカーからの音はスタビライザーを使ったような静けさや空間を感じさせるものになりました。

以上、CDプレーヤー修理の顛末ですが、このプレーヤー、パイオニアのDV-800AVというDVDプレーヤーで、SACDもDVDオーディオも再生可能、しかも当時の購入価格が2万円台というものです。SACDの認識も確実で、今回の修理後も問題なく作動しているタフな優れものですが、どうやら現在は製造されていないようです。

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36年前の録音

A4070g_2 毎日オープンリール・テープを聴いています。昨日はミュージカル「オリバー」を聴きました。TVでも放送があり、録画していましたが、音はテープの方が圧倒的によく聴こえてきます。アナログ・オーディオに関しては、細々ではあってもレコードは今でも現役に近いところで頑張っていますが、流石にオープンリール・テープの方はデッキはもちろんのこと、音楽を録音したものや録音用の空テープの新品が発売されておらず、過去のものになっています。しかし、性能は大変素晴らしいものがあり、勿体無いという気がします。帯域やダイナミックレンジが広く・大きく、ノイズも小さく、神経を逆なでしない柔らかく優しい音の魅力は、かなりのものと思います。

今日は、すぐ上の姉の結婚披露宴の録音を見付け、CDに移しました。この時、会場には私もいたのですが、ほとんど何も覚えていません。唯一、父が歌を歌ったことを覚えています。曲は「星影のワルツ」。家で練習していたのですが、本番では途中で歌詞を忘れてしまい、それでも何とか最後まで歌っていました。声は私に似た声(私が父に似た声)だと思っていたのですが、今聴くと、意外と違う響きでした。歌の前後に父のスピーチが入っており、仕事での付き合いが多かったせいか、簡潔に意図が伝わってくる上手いものです。父はこの後、1年5カ月後に亡くなるのですが、私は、すでに亡くなった時の父の年齢を超えています。それにしても、随分生々しく録音されています。テープの状態も良好です。昔々、ジャンク屋行くとすぐ磁気面が剥がれてしまうような中古テープがおいてあったので、テープは何10年も持たないものと思っていたのですが、当時すでにテープの品質が良くなっていたせいか、リードテープとの境目の接着テープが切れてしまうこと以外は今のところ問題は発生していません。ちなみに、リードテープとは、メンディングテープを代わりに使ってつなぐことにしました。

20100320_2 土曜日から日曜日にかけて、大変強い風が吹きました。庭にある杏の樹が綺麗な花を咲かせていたので、全部落ちてしまうのではないかと心配していたのですが、今もしっかりと枝に沢山残っています。強いものだと感心します。今年も杏の実が沢山とれそうです。この杏の樹は、下の息子が保育園に行っていた時に、そこでもらったもの。まだ苗木のような大きさでした。左の写真のとおり、20年以上経ってすっかり大きくなりました。息子が先月の修了演奏会で歌ったカルメンのドン・ホセのいくつかの歌(ミカエラとの二重唱、「花の歌」、最後のところ、等)を聴きながら、このブログを書いていますが、息子の声は、私似のようです。上の息子の声の方が私の父に近いと、そばで家人が言っています。

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またまた中古

先日、屋根裏に収納していた8mmフィルムを取り出した際、そのすぐ下にリールに巻かれた録音テープを入れた箱を見付けました。前から、オープンリールタイプのテープデッキが欲しいとは思っていたのですが、元々故障しやすい機械ですし、30年も経ったようなものは、ゴムを使った部品等、まともな状態のままとは思えないので、手を出さないでいました。しかし、念のためと思って(注:これがいけないのですね)中古オークションを見てみると、ダメ元のような値段の物が出ていたので、思わず入手してしまいました。

水曜日の夜に届き、作動させてみると、案の定、テープ送りが出来ません。リールは回転するのですが、ゴムローラーと挟んでテープを一定速度で送る肝心のキャプスタンが回転していません。意外と簡単にテープデッキのケースを分解することが出来、中を覗くと大きなプーリーが2個あり、本来それらの間をつないでモーターの回転をキャプスタンに伝えるゴムベルトが無くなっています。ケースの中から、ゴムベルトの残骸と思えるものが出て来ましたが、指先で簡単に千切れるほど劣化していました。電気系は大丈夫だろうかと思って、少々強引に手でリールを回転させてテープを引っ張ってみると、音声は出力されました。そこで少し希望を持って、ゴムベルトの代わりに糸を巻いてみたのですが、すぐ切れてしまいます。水曜日はそこまで試して寝て、木曜日の夜に、今度はゴム紐を、端をホチキス止めにして試してみました。偶然、我が家にゴムベルトの幅と同じ幅のゴム紐、例えばパンツ等に使うゴム紐があったのです。端の部分がプーリー当たるせいで、カタカタ音がしますが、再生音には影響していないようで、やっとテープの再生が出来るようになりました。テープを挟む際のゴムローラーの移動も、手で補助してやらないといけないのですが、兎にも角にも、懐かしい音を、とても柔らかい響きで聴くことができるようになりました。ゴム紐は、あまり丈夫ではないので、時々交換する必要がありそうです。その他、プーリーに段差が軸方向に付いているので、何かと思ったのですが、いろいろやっているうちに、電源周波数50Hzと60Hzの違いでモーターの回転が異なるので、その回転調整のためのものと分かりました。

懐かしい音の中に、35年ほど前の自分の声が入っていて、その後にクラシックギターの演奏が録音されていました。25歳前後の自分の演奏です。ソルの練習曲が1曲、それとイタリアの古い舞曲が2曲入っていました。舞曲の方は、当時通っていたギター教室の発表会で弾いたものです。多分、何度も録音と消去を繰り返したのだろうと思いますが、あまりミス無く弾いています。この時に使っていたギターは中出輝明作のものです。数年後、不注意で壊してしまったため、もう音を聴くことが出来ないので、この音もとても懐かしく聴きました。今持っているのは輝明氏の弟の中出敏彦氏作のものです。音の傾向が大分違います。まったくの偶然ですが、輝明氏と敏彦氏、彼らのそれぞれ名前のそれぞれからの一字が、我が家の息子達のそれぞれの名前のものと同じで、名前の呼び方も微妙に似ています。さて、今後ポツリポツリとテープを聴きながら、ICレコーダーを使ってテープに残されたものを保存しようと思います、時々、パンツのゴム紐を替えながら(ね)。

それにしても、我が家の中がジャンク屋、中古屋の類になって来ました。そんなところで、今、バーバラ・ストライザンドの「ピープル」等を聴いていますが、古くなったとはいえ、流石はオープンリールテープです。広い音域、ダイナミックレンジで、柔らかい音がします。当時、オープンリールテープによる音楽鑑賞がオーディオマニアの間でも贅沢な部類と思われていたことを、改めて実感しました。

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またLPプレーヤー入手:ビクター QL-A7

また、LPプレーヤーを入手しました。これで、今我が家には、作動良好のLPプレーヤーが6台あることになります。居間で使っているDENONのフルオートタイプのプレーヤーの音質が今ひとつなので、オートリフトアップ(演奏が終わると自動で針の部分が上がるタイプ。ターンテーブルの回転も止まります。)のものを中古で探してビクターのQL-A7を比較的安価で入手し、昨日届きました。居間でよく居眠りすることがあるので、アブナイと思った時に使います。さすがに、寝室の方はフルオートタイプ、あるいはオートリフトアップのものしか置いていません。小生は、寝つきがいい方で、布団に入って掛け布団に包まり、タイマー付きのラジオや、タイマーでアンプの電源を落とすようにステレオをセットして音楽を聴き、耳を何かに集中させていると気持が落ち着いて、早いタイミングで眠りについてしまいます。

まず、オーディオテクニカのカートリッジを付けて、QL-A7の作動確認をしました。良好です。バランスよく細部まで聴こえて来ます。回転系から来るノイズが、少ないのだろうと思います。このプレーヤーのターンテーブルは、TT-71と言い、我が家に既に1台あるものです。聴いたのは、モーツァルトの「魔笛」、フリッチャイ指揮のLPです。ヘフリガーがタミーノを歌っています。先日の、息子達の演奏会を思い出しました。きっと、これからも、この曲を聴くたびに思い出すでしょう。(一昨日、息子達の演奏会から帰ってしばらくすると、近くの教会の牧師の方から電話があり、5月に予定されている集会で息子に歌ってもらえないか、との相談を受け、息子に伝えました。集会自体の予定もまだ確定していないので、どうなるか分かりませんが、チャンスが与えられることは、大変ありがたいことです。)

次に、オルトフォンのカートリッジ、SPU-GEをQL-A7のアームに取りつけました。このアーム自体では重たいSPU-GEの針圧調整は出来ないのですが、以前使っていたYAMAHAのYP-D9というプレーヤーにアームについていたサブのカウンターウェイトが、偶々QL-A7のアームの後部にスッポリ収まる太さなので、SPU-GEが使えます。高音まで伸びたすっきりした感じで聴こえて来ます。なかなか感度のいいアームだと思います。昔、アーム軸受け部分のベアリングの締め付け具合の調整をしたことがあるのですが、締め付け過ぎると鈍い音になり、実に微妙な加減が必要でした。ビクターのアームはその辺りの具合がとてもいいような音に聴こえます。(まあ、こんなことを書いても、LPを聴く人は限られているので、あまり参考にはならないでしょうが)

昨日は、仕事の方は休暇を取って、あるセミナーに行って来ました。会場に懐かしい顔が何人かいて、講演者の一人も、よく知っている人でした。その人に休憩時間に偶然会い、挨拶をしました。3月末で仕事を引退すると言っていました。彼とは15年ほどの付き合いになりますが、これで又寂しくなります。このセミナーは、もともと小生が深く関わっていた業界関係者のために行われたものですが、今回、席に座って聴いていて、違和感というか、この業界と距離を置いている自分を感じました。この業界に直接関与しなくなってから3年経ちました。セミナーの帰りの電車の中で、偶然、仕事帰りの家人と一緒になり、駅に降りてからの買い物を仰せつかり、一人遅れて家に着きました。その後、上記のLPプレーヤーが届いた次第。

この時期、夜道を家に向かって歩くと、左肩の上にオリオン座が見えます。うっすらと星雲らしきものも見えます。有名な並んだ三つの星も微妙なバランスで並んでいて見惚れてしまいます。少し離れたところを飛行機が複数飛んで行きます。残念ながらUFOは見えません。偶に流れ星を見ることはありますが。明け方5時半頃、新聞を取りに玄関を出ると、正面に北極星が見え、少し離れて大きな北斗七星が見えます。この時はまだ寝ぼけていて、この後に行う出勤準備の際にいろいろ愉快なミスをし、電車に乗っていてそのことにやっと気付きます。忘れ物が一つだけであれば、よしとしています。

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キットで作った真空管アンプの改造

Pc190306 Klipschのスピーカーとの組み合わせで使い始めた真空管アンプですが、スピーカーの近くに行くと、「ブーン」というハム音が少し聴こえて来ます。このアンプを設計した人は、アンプの出力が小さいのでハム音の問題は無いと思って、整流回路のチョークコイルをケチって代わりに安い100Ωの抵抗器にしたのでしょうが、Klipschの古いモデルはとても効率が良くて、アンプの出力が小さくても大きな音で出て来るため、我が家では、ちょっと気になります。そこで今夕、仕事帰りに秋葉原に寄って、5H(ヘンリー)、150mA、直流抵抗115Ωなるチョークコイルを2千円ちょっとで買って来て、抵抗器に替えて付けました。途中、一度、270ボルトの直流に感電しました。ハハッ、痺れました。結果は良好、スピーカーに耳を近づけても、気になる様なハム音は出なくなりました。

写真の中で左手前に写っているのがチョークコイルです。シャーシにテープで仮止めしてあります。シャーシの左右の端に写っているのは、やはりテープで止められた鉛の板です。白く写っているのは、トランスの高圧端子をカバーしているテープです。

秋葉原に行き、欲しかった物を手にすると、この歳になっても、とっても幸せな気分になります。そんな時、ちょっと立ち寄る焼鳥屋があります。「鳥万」という店です。場所の割には値段が安く、しかも美味しいので、今日も寄りました。炭火ではなくガスで焼くのですが、焼き過ぎることなく柔らかく、微妙/絶妙なタイミングで焼いてくれます。肉が新鮮でないと出来ない芸当と思います。ちなみに、私はタレではなく、塩で焼き鳥を食べます。ところで、私が生まれ育った札幌では、焼き鳥に胡椒をかけるのですが、こちらでは唐辛子です。今日は、何もかけずに食べました、買って来たチョークコイルを見ながら...何だかアブナイ感じがしますね、自分でも気付いています。家人はもっと気付いています。

塩味と言えば、最近、冷凍ものですが、腰が強くて美味しい讃岐うどんが手に入るので、自分で汁を作って食べています。削り節(:鰹節ではありません)と塩と味醂、それとほんの少しの醤油だけで作ります。これに、生姜、長ネギ、天かす、白ゴマ、その他適当に野菜を加えて食べます。

こんなことを書きながら、マイルス・ディビスの「マイルス・イン・ザ・スカイ」のCDを聴いていました。電気ベースの延びのある低音や歯切れのいいドラムスの響き、シンバルらしい響き、ソロ楽器の定位や奥行き感を何となくチェックしていましたが、まあまあ自然な感じでいいと思います。部屋の内外から聴こえてくる音との違和感はありません。響きに特に安っぽさも無いように思います。音が変に薄っぺらい感じはありません。説明が難しいのですが、以上は自分の経験に基づく判断基準です。

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え? こんな酷いノイズが!:今度の中古LPプレーヤー

今日、新しい(?)中古のLPプレーヤーが届きました。ターンテーブルはビクターのTT-71という古いクォーツロックのダイレクト・ドライブ型のもので、DENONのものと思われるとてもシンプルなトーンアームが付いています。アームの重しの部分を針圧が読み取れる範囲を超えて奥にずらしたイレギュラーな使い方になりますが、オルトフォンのSPU-GEを使うことが出来ます。音を出してすぐに”軽く浅い音”という印象を持ちましたが、前の時と同様にキャビネットに鉛の重しを載せたところ、いつもの音になりました。

YAMAHAのLPプレーヤーが不調になった後に使っていたのは、ビクターのTT-61というクォーツロックではないダイレクト・ドライブ型のターンテーブルと、ビクターのトーンアームを組み合わせたもので、ノイズが少なくて静寂感と繊細さを感じさせるいいものでした。しかし、どうしてもターンテーブルの回転調整に神経質になってしまうので、クォーツロック型に替えた次第。もっとも、クォーツロック型でも微妙に回転が揺れるのですが、私の(鈍感な)耳では気が付かないので大丈夫です。

今度のLPプレーヤーもノイズが少なくて静寂感と繊細さを感じるいいもの、と思ったところ、はっきりと感ずる低周波ノイズが聴こえて来ました。そのノイズは、回転に合わせてピッチが変わります。カートリッジを替えてもノイズが聴こえて来ます。キャビネットに耳を付けて聴いてみたところ、似たようなノイズは聴こえて来ません。ノイズは、針がLPの外周でも内周でも、どこにあっても聴こえて来ます。機械ノイズでも、電気ノイズでもなさそうです。はて?

ノイズを感じた時に聴いていたのは、カーリー・サイモンのLP、「トーチ」、26年前にアメリカで買ったものです。秋に向かって聴くには最高のアルバムの一つです。何故ノイズが聴こえるのか、不思議で不思議で...  そこで、まさかと思いながらLPを他のものと変えたところ...ノイズが消えました。ノイズの発生源はLPだったのです。26年間聴いて来て、今まで全然気が付きませんでした。想像を絶する(酷い)品質管理のレベルの下で作られたLPだったのです。恐らく、マスターをカットする際にノイズが入ったのだと思います。

この間不調になったYAMAHAのLPプレーヤー、YP-D9は、案外と回転系からのノイズの大きいところがありました。アンプのボリュームを上げると、「がさごそ」と聴こえていました。もしかすると、LPプレーヤーが替って機械系のノイズが少なくなったために、LP自体からのノイズに気が付いたのかもしれません。何とも、教訓めいた経験をしたと思う次第。

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