思い出のベートーヴェン第9交響曲のLP
偉大なベートーヴェンの第9交響曲について私が誰の演奏がよいと言っても、全く意味がないことは分かっているので、思い出のある演奏録音をあげることにします。
この曲も、中学生の時にLPを購入して聴きました。ピエール・モントゥー指揮、ロンドン交響楽団、ロンドンバッハ合唱団、エリザベート・ゼーデルシュトレーム(ソプラノ)、レギーナ・レズニック(コントラルト)、ジョン・ヴィッカース(テノール)、デーヴィッド・ウォード(バス)の演奏によるLP1枚もので、第3楽章の途中からB面になっています。1962年録音です。箱に入っていて、10ページほどの解説書とリハーサルを録音した小さなレコードも付いていて、当
時、1,500円程度の廉価になっていたと思います。それ程のキャンペーンで発売されたのですが、フランス人指揮者とイギリスのオーケストラの組み合わせですので、果たしてどれだけ売れたことやら。リハーサル風景の録音を聴くと、時々フランス語の発音が混じる英語でモントゥーが、音のキレ、間(ま)を取り過ぎないこと、楽器間の音量バランス、抑揚等に注意を与えています。解説書を改めて確認すると、楽器配置がユニークです。
録音された演奏は、しっかりとリズムが刻まれていて、ゴツイと言うほどではありませんが、”芯”のある演奏です。解説書を見ると、かなり録音に配慮したようですが、出来上がったものは、正直あまりぱっとしない感じです。今聴くと、かなり聴き応えのある演奏ですが、当時の私は物足りなさを覚えました。
モントゥーとロンドン交響楽団の演奏録音は、良いものが残されていると思います。
(実は、今朝、Abendさんのブログを覘いたところ、モントゥーの名前が出て来たので、慌てて見るのを止めて、このブログを書いた次第です。これから、恐る恐る、Abendさんのブログを改めて拝見して来ます。)
少し後に、カラヤン指揮、ベルリン・フィル、ウィーン合唱協会、グンドラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)、ヒルデ・レッセル=マイダン(アルト)、ヴァルデマール・クメント(テノール)、ヴァルター・ベリー(バリトン)のLPを買いました。これも1962年録音です。当時の私には、こちらの演奏の方が、第9を聴いたという満足感を持てました。
ところで、カラヤン1966年録音のベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」は、演奏、録音とも素晴らしく、私の好きなものですが、そこでは、テノールのヴンダーリッヒが素晴らしい歌声を聴かせています。上記のカラヤンの演奏録音で、もしヴンダーリッヒが歌っていたらと思うことがありました。そこで、数年前にヴンダーリッヒが歌った第9の録音を探したところ、クレンペラー指揮で歌った1960年のライブ録音があることが分かり、CDを入手しました。しかし、ここでのヴンダーリッヒは、必ずしも調子が良くなかった様です。本当にヴンダーリッヒが歌っているのか、よく分かりません。
上記のLPをしばらく聴いた後、フルトヴェングラーの有名なバイロイトでの録音や、その他いろいろ聴きました。テレビやラジオでも聴き、国内の演奏会でも聴き、次男がアマチュアオーケストラと一緒に歌っているのも聴きました。
「友よ」と歌うとき、”友”は世界中の人のことなのか、所謂ドイツ人を指しているのか等の話も、雑誌で読んだことがありました。
やはり、この曲にも、いろいろ思い出がありますが、最初の思い出は、上記のモントゥーのLPを聴いていた時、隣の部屋にいた母が、「いい曲だね」と言ったことです。
明日の月曜日から土曜日まで札幌に行って、その母の顔を見て来ます。























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